CWCを制したチェルシーでは筋肉系の故障が増加 photo/Getty Images
嬉しくない大会になってしまう恐れも?
今夏アメリカで行われたクラブワールドカップ2025(CWC)では、決勝でパリ・サンジェルマンとチェルシーが激突し、チェルシーが3-0で勝利。32チーム制に拡大されたCWCの初代王者となった。
しかし、CWCは両チームに最悪なダメージを与えることになった。今季の開幕から両チームでは怪我人が続出しており、CWC決勝まで戦ったことによる疲労の蓄積が原因の1つとされている。
チェルシーの場合は4日にプレミアリーグ第7節でリヴァプールと対戦したが、センターバックで先発したブノワ・バディアシルとジョシュ・アチャンポンが筋肉系のトラブルで途中交代することに。今季はこうした筋肉系のトラブルが目立っていて、チェルシーにとっては何とも頭の痛い問題になっている。
英『sky Sport』にて、解説を務めるジェイミー・レドナップ氏はCWCの代償が響いているとチェルシー&PSGに言及している。
「CWCの優勝はチェルシーにとって非常に大きな意味を持つ。彼らがサッカー界でメジャータイトルを争えることを証明したからだ。しかし、それに代償も伴った。PSGもそうだが、怪我に悩まされている。過密日程となり、プレシーズンの準備が不十分だった選手たちは苦戦を強いられる」
32チーム制への拡大案については当初より否定的な意見があったが、今季の状況を見ればCWCへの参加はハイリスクと言えるか。各クラブにとってCWC参加はあまり嬉しくない話となっていくかもしれない。