国際サッカー連盟 photo/Getty Images
帰化政策で代表チームの強化をするマレーシア代表だったが……
国際サッカー連盟(FIFA)はマレーシアサッカー協会に対し、帰化選手に関して「文書の偽造と改ざん」があったと認定し、罰金処分などの制裁を下した。
事の発端は今年6月に行われたAFCアジアカップサウジアラビア大会の予選第3ラウンドで、マレーシア代表はベトナム代表と対戦。
同じ地域であるインドネシア代表がオランダ人選手の帰化政策により代表チームの強化に図っていたことを受け、マレーシアも同様の政策を行なっていた。これらの選手は欧州や南米出身の選手でこの6月10日のベトナム戦では彼らの活躍もあり、マレーシア代表が4-0で大勝した。
なお、マレーシアサッカー協会は今回の件に対し「不正確かつ不公平である」と反論。「FAM(マレーシアサッカー協会)は、FIFAがこの主張を裏付けるいかなる証拠も提示していないことを証明する。選手の資格に関するすべての文書と提出物は、確立された手順に従ってFAMによって準備され、承認され、完全に管理されている」と強調していた。