ミランのR・レオンにセンターフォワードは無理? カッサーノは...の画像はこちら >>

ミランでプレイするレオン photo/Getty Images

前節ユヴェントス戦では決定機を外すシーンも

今季よりミランの指揮官に復帰したマッシミリアーノ・アッレグリは、ここまで[3-5-2]のシステムをベースに4勝1分1敗と良いスタートを切っている。

このシステムで攻撃の柱になることが期待されているのが、FWラファエル・レオンだ。

これまでは左ウイングでプレイすることが多かったレオンだが、アッレグリは2トップの一角に据える考えでいる。負傷で序盤は欠場することになったが、この代表マッチウィーク明けよりレオンのプレイタイムが増えていくと見られている。

ただ、レオンがセンターフォワードとして結果を残せるかは未知数なところもある。実際に5日に行われたセリエA第6節のユヴェントス戦では、何度かあったシュートチャンスを活かせなかった。センターフォワードに入るならば、決定力の向上が欠かせない。

そんなレオンを酷評するのは、元イタリア代表の暴れん坊FWアントニオ・カッサーノだ。カッサーノは以前からレオンの実力に疑問があったようで、センターフォワードは無理と考えている。

「彼はゴールに背を向けたプレイの仕方を知らないし、サッカーを理解していない。それに、どちらの足でも正確にボールを蹴ることが出来ない。スピードはあり、ボールを運ぶことはできる。しかし、それが彼の出来ることなんだ。心配なのは、彼が自分のことを天才肌と思っているんじゃないかということだ。
彼のせいというわけではない。彼に800万ユーロもサラリーを払っているミランのせいだ」

「レオンの過去4、5年のパフォーマンスと、ボローニャのオルソリーニの活躍を比べれば、レオンのサラリーは200万ユーロでも多いだろう。オルソリーニが大好きというわけではないが、これは事実だ。ゴールやアシストより、重要なのはパフォーマンスと一貫性だ。何より忘れてはならないのは、一方はボローニャ、一方はトップクラスの選手たちがいるミランでプレイしているということだ」(『Viva El Futbol』より)。

厳しい評価だが、ユヴェントス戦で決定機を逃したシーンを見れば批判も避けられないか。果たしてアッレグリはレオンをセンターフォワードとして成長させられるのか。



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