レヴァークーゼンに移籍したクアンサー photo/Getty Images
レヴァークーゼンでは出番を掴んでいる
リヴァプールではフィルジル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテが絶対的なコンビとして構えているだけに、若手DFが定位置を掴むのは簡単ではない。
今夏にリヴァプールからレヴァークーゼンへの移籍を選んだ22歳のDFジャレル・クアンサーもそうだ。
英『The Guardian』によると、クアンサーは何よりも出場機会を優先して決断を下したと今夏の移籍について語っている。
「レヴァークーゼンはしばらく前から興味を持ってくれていたクラブだったんだ。これはテン・ハーグ(前監督)というわけではなく、クラブの判断だった。どの監督になっても僕への評価は変わらないことが分かっていたから、移籍を決断するのは簡単だった」
「リヴァプールではいつも周りにいる最高の選手たちから学んできたし、それが僕のキャリアにとって本当に良かった。でも、若いセンターバックには試合経験が不可欠で、自分が望むレベルに達するには何百試合と経験していく必要がある。リヴァプールではワールドクラスの選手がたくさんいるから、出場機会は保証されないからね」
まだイングランド代表デビューは果たしていないが、クアンサーは昨年3月に初めて代表招集を受けた。以降も何度かメンバーには入っていて、今月の代表メンバーにも入っている。これまではベンチから見守るだけだったが、現在はレヴァークーゼンで経験を積んでいる。A代表デビューに一歩近づいたと言えるはずで、今月の2026W杯欧州予選でチャンスが巡ってくるかもしれない。