ノッティンガム・フォレストのムリーニョ photo/Getty Images
23歳のブラジル人CB
守備の要であるダヨ・ウパメカノの契約が来年6月末で満了となるにも関わらず、バイエルン・ミュンヘンはいまだに同選手と契約延長についての交渉をまとめられずにいる。
そのため、レアル・マドリードやリヴァプールといったビッグクラブが来年夏にフリー移籍でのウパメカノ獲得に向けて水面下で動き始めているとされ、同選手の去就はますます不透明なものになりつつある。
こうした状況から、ドイツ紙『Bild』によればバイエルン内部でもウパメカノの退団に備えて新たなセンターバックの獲得が検討され始めていて、ノッティンガム・フォレストのムリーニョが獲得候補としてリストアップされているという。
ブラジル出身で現在23歳のムリーニョは、身長180㎝と高さはないものの対人守備での強さとビルドアップ時の配給能力に優れた左利きのセンターバックで、2023年夏にコリンチャンスからノッティンガム・フォレストに加入。ここまで同クラブで公式戦80試合に出場している。
選手の市場価値を独自に算出しているドイツメディア『Transfermarkt』では、同選手の市場価値は5500万ユーロ(約97億円)とされている。ただし、彼に対してはバイエルンだけでなくチェルシーも興味を示していることから、実際に獲得に向けて動くとなればこの金額以上のオファーが必要になる可能性もある。
また、ムリーニョのバイエルン加入が実現した場合、伊藤洋輝の立場は微妙なものになるかもしれない。伊藤はムリーニョと同じ左利きのセンターバックということで特徴が被っていることに加えて、昨年夏のバイエルン入団以降、右足中足骨の負傷を繰り返している影響で公式戦に全く出場できていない。