レアル・ベティスのアントニー photo/Getty Images
同郷のプレイヤーだ
オランダの名門アヤックスで評価を高め、恩師であるエリック・テン・ハーグ監督の後を追うようにマンチェスター・ユナイテッドに移籍したブラジル代表のアントニー。
しかし、新天地では思うようなプレイができず、ユナイテッドでは96試合に出場するも、わずか12ゴール5アシストに終わっている。
イングランドで苦しむアントニーの転機となったのが、ラ・リーガのレアル・ベティスへのレンタル移籍だ。
マンチェスター・シティでの指揮経験があるマヌエル・ペジェグリーニ監督に重宝され、冬からのハーフシーズンで9ゴール5アシストを記録。チームをカンファレンスリーグ決勝に導いた。
そんなアントニーは今夏完全移籍でベティスに加入することになったが、移籍前には彼の残留を求めるユナイテッドの選手がいたという。『Mirror』が明かしている。
「マテウス・クーニャは僕と一緒にプレイしたいと言ってくれた。でも状況はすでに厳しかったんだ」
「(チームに戻ったが)ルベン・アモリムと会話をすることはなかった。会うこともなかったよ。彼は私にチームとは別々にトレーニングすることの許可を与えてくれた。私はそれを尊重せざるを得なかった」
アントニーはサイドを主戦場とするアタッカーだが、アモリム監督の3バックではそのポジションがない。サイドではWBの役割が与えられるが、守備面での貢献も必要になる。