合計6000億円 英紙が振り返るプレミアリーグの夏補強。最高...の画像はこちら >>

マンチェスター・シティのドンナルンマ photo/Getty Images

20人の代理人が投票

新シーズンがスタートし、2か月が経過した段階で『The Athletic』は今夏のプレミアリーグの補強を振り返っている。今回は匿名の20人の代理人が参加し、移籍について話し合った。

移籍市場に費やされた補強費は全20クラブ合計で驚異の31億1000万ポンド。日本円にして約6000億円という莫大なお金が動いた。

まず今夏のマーケットで最もお得な補強として挙げられたのが、パリ・サンジェルマンからマンチェスター・シティに移籍したGKジャンルイジ・ドンナルンマだ。

シティは経験豊富な26歳のGKをわずか2590万ポンド(約51億円)で獲得している。デビュー戦はマンチェスター・ユナイテッドとのダービーとなったが、圧巻のパフォーマンスでクリーンシートに貢献している。

懸念されたビルドアップの貢献についても、もちろん前任であるエデルソン・モラレスのようなパスは出せないが、落ち着いて一つ一つ対応しており、穴になるなんてことはなかった。

ドンナルンマに次ぐ票を得たのが、シティからエヴァートンに移籍したMFジャック・グリーリッシュ。シティ時代はその移籍金の高額さから批判ばかりを集めていたが、エヴァートンでは一転して称賛を集めている。

ピッチ内での貢献度は高く、7試合で1ゴール4アシストと数字もついてきている。

次は反対に失敗だといえる補強。20人中6人が票を投じたのが、ライプツィヒからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したFWベンヤミン・シェシュコ。移籍金は総額7360万ポンド(約146億円)。

とある代理人は「あまりにも高額。時期尚早だ」とシェシュコのユナイテッド行きに対するコメントを残している。

シェシュコに次ぐ投票を得たのが、バーンリーからシティに移籍したGKジェイムズ・トラフォード。移籍当初は新守護神かと思われたが、突如のドンナルンマの登場に出番を奪われてしまった。

夏のマーケットから時間が経ち、徐々に評価が固まってきた。現状はドンナルンマが最も高い評価を得ているが、今季を通じて彼を超える当たり補強といえる選手は出てくるのだろうか。

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