リヴァプールのイサク photo/Getty Images
移籍劇の影響か
スウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクが、コソボとのW杯予選で0-1の屈辱的な敗戦を喫し、母国メディアから「失敗」と酷評されている。さらに、古巣ニューカッスルのジャーナリストからも、リヴァプールへの移籍を強行するために行ったストライキの影響を指摘され、痛烈な批判を浴びる事態となっている。
スウェーデン代表は、この試合で勝ち点3が不可欠であったが、イサクはゴールもアシストも記録できず、チームを勝利に導くことはできなかった。『WhoScored』によると、イサクは6本のシュートを放つも枠内は2本に留まり『Fotboll Skanalen』誌からは5点満点中1点という厳しい評価を受けている。
特に辛辣だったのは、ニューカッスルのジャーナリスト、ルーク・エドワーズ氏である。彼はX(旧Twitter)上で、イサクが1億3000万ポンドでのリヴァプール移籍を強行するためにストライキを行ったことを非難。その結果、イサクが試合勘を失い、スウェーデン代表の不振に直結していると主張し、「警告となる教訓」だと切り捨てている。
エドワーズ氏は、イサクのコンディション不足は、移籍を強行するためにプレシーズンに2週間未満しか本格的なトレーニングを行わなかったことが原因だと断じている。リヴァプールは同選手の復調を待てるかもしれないが、スウェーデン代表には時間がない。イサクの移籍を巡る夏の騒動が、スウェーデン代表のW杯出場への道を閉ざしたとなれば、その代償は計り知れない。
次節は宿敵マンチェスター・ユナイテッドとの大一番。周囲の批判を封じるためにも、この試合でこそ真価を示さなければならないだろう。イサクのプレイに注目が集まる。