3連覇目指す神戸は勝ち点差を詰められず…… J1首位鹿島に猛...の画像はこちら >>

神戸と鹿島の上位対決はドロー(画像はイメージ) photo/Getty Images

神戸が終始攻めていたが

17日、2025明治安田J1リーグ第34節が行われ、ヴィッセル神戸鹿島アントラーズが激突した。

神戸ホームで行われたこの試合は両チームにとって大一番。33節を終えた時点で首位を走る鹿島と4位につける神戸との勝ち点差5ポイントとなっており、鹿島にとっては優勝に近づくために、一方の神戸にとっては3連覇に向けて絶対に落とせない試合だ。

開始2分、神戸に決定機。大迫のポストプレイから抜け出した宮代がクロスを上げると、再びボールは大迫の元へ。胸トラップから左足振りにくも日本代表GK早川は左足でストップ。神戸の得点チャンスだったが、鹿島の守護神が立ちはだかった。

勝たなければならないホームの神戸が序盤は攻勢に出る。一方の鹿島は守備に追われる時間が長く、20分すぎまでシュートを打てない状況が続く。

26分には大迫のポストプレイから鍬先が右に展開すると、飯野が駆け上がりアーリークロス。ニアのエリキがディフェンスを引っ張ったことで宮代にフリーでボールが渡ったが、右足のシュートはうまくミートできず。大迫のポストプレイを起点に神戸が猛攻を仕掛ける。

そんななか、31分神戸にアクシデント。エリキが右足の太もも裏を抑え、ピッチに座り込む。プレイ続行は不可能となり、代わりに佐々木がピッチに投入された。

36分鹿島はショートCKから植田がヘディングで合わせるも、枠を捉えきれず。耐える時間が続いていた鹿島はカウンターやセットプレイから先制点を狙いに行く。

前半は神戸ペースで試合が進んだが、鹿島はそこで崩れず。優勝争いを繰り広げる2チームの大一番はスコアレスで折り返す。

両チーム交代なしで迎えた後半、最初のチャンスは鹿島に。濃野公人のパスにチャヴリッチが抜け出し、最後はエウベルがシュートを放つも、神戸のディフェンス陣が体を張ってブロック。

59分鹿島はエウベルに代えて松村を投入。一方の神戸は64分に飯野を下げて広瀬をピッチに送り込む。

こう着状態が続くなか、69分に鹿島はレオ・セアラと小池を下げて津久井と小川を投入し、鈴木とチャヴリッチの2トップに変更する。

神戸は時間が進むにつれて前への圧力を高めて鹿島ゴールに迫るが、なかなか決定機を作るまでには至らず。スコアレスのまま試合は終盤へ突入する。

前半からボールを持たれ、疲労の色が見え始めた鹿島は足をつった鈴木とチャヴリッチに代えて田川と荒木を入れる。前線にフレッシュな人材を投入し、劣勢の状況を変えようと試みる。一方攻めながらも1点が遠い神戸は86分本多と井出を投入し、1点を取りに行く姿勢を見せる。

両チーム譲らぬ攻防戦なか、後半ATは7分。93分鹿島に決定機。裏へ抜け出した田川がGKと一対一の決定機を迎えるが、前川がビッグセーブ。神戸のピンチを救った。

両チームともに最後まで決勝点を目指してゴールに迫ったが、ネットを揺らすことはできず。首位鹿島と4位神戸との大一番はスコアレスドローに終わった。

ヴィッセル神戸 0-0 鹿島アントラーズ

ヴィッセル神戸得点者

鹿島アントラーズ得点者

編集部おすすめ