人口が多くてもサッカーは強くならない? 14億の人口誇るイン...の画像はこちら >>

アジアカップ3次予選で敗れたインド photo/Getty Images

W杯出場は遠い夢

各地で2026ワールドカップ出場を懸けた予選が行われる中、今月アジアではアジアカップ2027・3次予選が行われていた。

その中で『ESPN』が注目したのは、グループCに入っていたインド代表だ。



人口が多ければ強くなるというわけではないが、インドは世界最多14億人の人口を誇る。しかし、アジアの舞台でも思うように勝てないのが現実だ。

インドはグループCで香港、シンガポール、バングラデシュと同居し、まさかの2分2敗で敗退。アジアカップ2027本大会には進めないことになった。

これは決してサプライズというわけではない。前回のアジアカップ2024は本大会に進んだものの、グループステージでオーストラリア(0-2)、ウズベキスタン(0-3)、シリア(0-1)と1ゴールも奪えず3連敗を喫してグループステージ敗退。

同年に行われた2026W杯・アジア2次予選でもクウェート相手に1勝を収めただけで、アフガニスタンと2試合戦って0-0、1-2、クウェート代表との2試合目は0-0、カタール代表には1-2で2試合とも敗れていて、あっさりと2次予選で敗退。この結果から今回のアジアカップ3次予選に回ることになったわけだが、インドはなかなか結果を残せていない。

この1年間は指揮官の人事も落ち着かず、昨夏にイゴール・スティマックが退任すると、後任のマノロ・マルケスも今年2月に解任。現在はハリド・ジャミルが指揮しているが、結果は出ていない。

アジアでは中国もなかなか結果が出ていないが、人口が多くても強くなるというわけではないのだろう。アジアカップ本大会にすら進めないのはインドサッカー界にとってショックが大きいものだ。


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