ミケル・アルテタ監督 photo/Getty Images
両チームの差が明確に
今季のプレミアリーグではセットプレイがトレンドとなっている。
マンチェスター・シティ、リヴァプールと近年の王者を抑えてリーグ首位に立つアーセナルは、まさにこのセットプレイを武器としており、『Sky sports』によると、今季すでに11ゴールをセットプレイから決めている。
これはリーグトップの数字であり、次に得点が多いのは9ゴールのチェルシー。ブレントフォードはロングスローを投げられる選手が多く、セットプレイの場面を増やしてアーセナル、チェルシーに次ぐ8ゴールを挙げた。
2位ボーンマスは彼らに及ばないものの、セットプレイから5点を決めている。
今季のプレミアは第9節終了時点で、241ゴールが生まれており、その中の45ゴール、19%がCKからの得点であり、これは歴代で最多の数字となっている。
一方で近年、苦戦気味のマンチェスター・シティは未だセットプレイからの得点がない。アストン・ヴィラ戦では左サイドのジェレミー・ドクが突破から何度もCKの獲得に貢献しているが、得点に繋がることはなかった。
そのヴィラ戦はマティ・キャッシュのゴールが決勝点となっているが、得点は左CKのショートコーナーからの流れだった。
セットプレイが注目されるようになり、近年はセットプレイコーチにスポットライトが当たっている。アーセナルのニコラ・ジョバーはミケル・アルテタ監督とともにシティからアーセナルに移り、ロングスローのトレンドを作ったブレントフォードの元セットプレイコーチ、キース・アンドリュースは現在監督としてチームを率いている。
シティは前任のセットプレイコーチであるカルロス・ビセンテがポルトガルのブラガへ行き、現在は長年リヴァプールに在籍したジェームズ・フレンチがセットプレイコーチを務めている。

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