フィオレンティーナを指揮するピオリ(左) photo/Getty Images
パッラディーノとの別れは大失敗
セリエAではユヴェントス指揮官イゴール・トゥドールが解任されたが、シーズン開幕から2ヶ月半が経過し、そろそろ監督人事が大きく動き出す頃合いだろう。
伊『Gazzetta dello Sport』が次に危ないと指摘したのは、フィオレンティーナ指揮官ステファノ・ピオリだ。
状況はユヴェントスよりもはるかに悪く、フィオレンティーナは開幕9試合で0勝4分5敗とまさかの未勝利なのだ。順位は降格圏となる19位に沈んでいて、今週末のレッチェ戦でも勝てなかった場合はピオリの解任に動く可能性があると伝えられている。
フィオレンティーナは昨季6位に入ったチームであり、昨季はラファエレ・パッラディーノが指揮官を務めていた。しかし双方の意見が合わなかったこともあり、パッラディーノは昨季限りで退任。代わりにセリエAでの経験も豊富なピオリが就任したのだが、まさか開幕9試合で1勝も出来ないとは予想していなかっただろう。
ピオリはミランでスクデットを手にし、2017年から2年半フィオレンティーナを指揮していた時期もある。サウジアラビアのアル・ナスルでの指揮を経てフィオレンティーナへ戻ってきたわけだが、状況は最悪だ。
クラブはピオリと3年契約を結んでいるが、パッラディーノからの交代は大失敗だったと言えそうだ。

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