メッシのチャンスメイク力は健在 photo/Getty Images
美しすぎるアシストの数々
1年で最高のゴールに贈られる『プスカシュ賞』。これも素晴らしいタイトルだが、最高の『アシスト』に贈られる賞があってもいいかもしれない。
今回『Planet Football』は2025年に生まれたベストアシスト集を独自にリストアップ。かつての名手から、『グティ賞』と名付けている。
1.イェレマイ・エルナンデス(デポルティーボ/MF)
現在スペイン2部で戦っているデポルティーボにて、エルナンデスはウイングに入る選手だ。爆発的なスピードが武器で、今年のレアル・サラゴサ戦では右サイドをぶっちぎってからのアシストを記録。最後のアシストがヒールパスになっているのもオシャレだ。
"Es para verlo muchas, muchas veces"
— LALIGA HYPERMOTION (@LaLiga2) November 4, 2025
El control orientado, la carrera y el taconazo de @yeremayHC10 es oro.
Mella convirtió su tercer gol esta temporada.#LALIGAHighlights | #LALIGAHYPERMOTION pic.twitter.com/iF3pMcrWbj
2.ブルーノ・サントス・デ・オリヴェイラ(ヴォルタ・レドンダ/FW)
今はすでにヴォルタを離れているが、今年1月のフルミネンセ戦で衝撃のアシストを決めたのがSC相模原にも在籍していたブルーノ・サントスだ。これはバイシクルシュートを決めたルイス・カルロス・パウリーニョの方に話題が集中し、SNSでもプスカシュ賞候補と話題を呼んだ。
しかしバイシクルでアシストしたブルーノのプレイも称賛されるべきで、同メディアは今回ブルーノの方にスポットを当てている。
PEDALA. PEDALA. PEDALA.
— ge (@geglobo) January 16, 2025
Miradinha recebeu uma assistência de bicicleta e, para honrar o passe, deu outra bicicleta!
Foi o golAÇO da vitória do Volta Redonda diante do Fluminense, pelo Campeonato Carioca. pic.twitter.com/lPQlihvRt8
3.ランダル・コロ・ムアニ(トッテナム/FW)
現在はトッテナムに在籍しているコロ・ムアニだが、ユヴェントスでプレイしていた際にインテル戦で見事なルーレットからのアシストを決めている。美しいというよりは泥臭いプレイと言えそうだが、ペナルティエリアでルーレットを仕掛けるアイディアは見事だ。
La classe di Kolo Muani.
— Lega Serie A (@SerieA) February 17, 2025
La freddezza di Chico Conceição. #JuveInter viene decisa così: pic.twitter.com/hlD1cWda1S
4.エヴァンゲロス・パヴリディス(ベンフィカ/FW)
クロスを出しそうで出さない。パヴリディスの独特なリズムのドリブルに相手DFはなかなか足を出せず、ペナルティエリアへの侵入を許してしまった。ポルトガルの名門ベンフィカでプレイするパヴリディスは、今年5月のスポルティングCP戦で左サイドから切れ込んでのアシストを記録していて、ペナルティエリア深くまで切り込んだドリブルは圧巻だ。
Que jogada
— Liga Portugal (@ligaportugal) May 10, 2025
Está feito o empate para o SL Benfica#LigaPortugal #LigaPortugalBetclic #DDay pic.twitter.com/0PUkKXqYHV
5.アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン/DF)
今夏行われたクラブワールドカップより、PSGの快速SBハキミがバイエルン相手に決めたアシストだ。右サイドでのボールキープからバイエルンDF陣を巧みに翻弄し、最後はウスマン・デンベレに優しいパス。この攻撃力こそハキミの魅力だ。
TAKE A BOW, OUSMANE DEMBÉLÉ!
— DAZN Football (@DAZNFootball) July 5, 2025
A brilliant stoppage-time strike and PSG double their lead with nine men! pic.twitter.com/2lZschE1ga
6.リオネル・メッシ(インテル・マイアミ/FW)
アメリカへ渡ってもメッシのアシストは冴え渡っている。前線ではバルセロナでも一緒にプレイしたルイス・スアレスとの阿吽の呼吸があり、今年8月のロサンゼルス・ギャラクシー戦では味方の縦パスをメッシが右足でフリックし、それに抜け出したスアレスがゴールを決めている。
メッシが右足でトリッキーなアシストを決めるのは珍しく、それにしっかりと反応しているスアレスもさすがだ。
WOW
— Major League Soccer (@MLS) August 17, 2025
Filthy Messi dime to set up Luis Suarez for the @InterMiamiCF goal. pic.twitter.com/Caf0XlsBOo
7.リヤド・マフレズ(アルジェリア代表/FW)
現在はサウジアラビアのアル・アハリでプレイするマフレズだが、今回はアルジェリア代表でプレイしている時のプレイから選出だ。
2026ワールドカップ・アフリカ予選のモザンビーク戦にて、マフレズお得意の左アウトサイドでのトラップから中へ切れ込み、味方へスルーパスを通してゴールをお膳立てしている。マフレズのパターンが決まった一撃で、34歳になった今もキレは失われていない。
サッカーのu/bibwow
による、モザンビーク戦でのリアド・マフレズのアシストの別アングル
8.ティアゴ・トマス(シュツットガルト/FW)
8月に行われたDFBポカール・1回戦のブラウンシュバイク戦より、トマスが決めたアシストだ。正確には相手のオウンゴールと記録されているが、今回同メディアはトマスのアシストとして認めている。右サイドを突破したテクニックが見事で、相手DFはトマスの動きに全くついていくことが出来なかった。
Tiago Tomás abriu de novo o livro!
— Remate Digital (@RemateDigitalpt) August 27, 2025
Depois de ter marcado um belo golo no fim-de-semana, ontem protagonizou esta jogada genial que originou o 4° golo do Estugarda frente ao Eintracht Braunschweig.
Que show de bola!
@VfB pic.twitter.com/VINhum30qr
9.ニック・ポープ(ニューカッスル/GK)
アシストは『足』だけではない。今季のCL・ベンフィカ戦にて、ニューカッスルGKポープが見せたロングスローも候補に選ばれた。前線へ走るハーヴェイ・バーンズへロングスローが通り、バーンズはそのままゴールへ流し込んでいる。GKのアシストというだけでもレアだが、ロングスローからのアシストはかなり珍しいと言える。
Nick Pope throw assist#UCL pic.twitter.com/SWXrAlwPQe
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) October 23, 2025
10.サヴィーニョ(マンチェスター・シティ/MF)
サイドを崩し、前線に構えるアーリング・ハーランドへクロスボールを供給するパターンは今のマンチェスター・シティお得意のものだが、その中でも圧巻のクロス精度を見せたのがサヴィーニョだ。ウェストハム戦でサヴィーニョは左サイドを切り崩すと、ファーサイドへ流れたハーランドへ見事なクロス。ハーランドは頭で押し込むだけで、これはかなり難易度の高いクロスだ。
Silky, Saviopic.twitter.com/45CQCKDjTl
— Manchester City (@ManCity) January 5, 2025
アシストにスポットを当てるのは少々珍しいかもしれないが、最もインパクトあるアシストはどれだろうか。

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