リヴァプールファンはやりすぎか A・アーノルドへのブーイング...の画像はこちら >>

レアルでプレイするA・アーノルド photo/Getty Images

愛はあるのか

マンチェスター・ユナイテッドのキャプテン、ロイ・キーン氏が、古巣アンフィールドに凱旋したトレント・アレクサンダー・アーノルドに対し、リヴァプールのファンが浴びせたブーイングを「不当」だと痛烈に批判した。『MARCA』が伝えている。

アレクサンダー・アーノルドは、昨夏に契約を更新せず、レアル・マドリードへ移籍しており、多くのファンはこれを「裏切り」と解釈していた。

チャンピオンズリーグでのリヴァプールとの古巣対戦で、アレクサンダー・アーノルドが終盤に途中出場すると、アンフィールドのファンからは激しいブーイングが浴びせられた。この反応に対し、キーン氏は『TNT Sports』の番組で「リヴァプールファンは忠誠心が高いことで知られ、他のサポーターよりもレベルが高い。しかし、昨夜の出来事は失望だった」と述べ、失望感を露わにした。

さらにキーン氏は「9シーズンに渡り全力を尽くし、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで優勝した男が、契約を更新しないと決めたというだけでブーイングを受けるのは不当だ」と強調した。「クラブで250試合以上に出場した選手にブーイングをするのは馬鹿げている。自らの品格を誇る前に、まずは自分自身を見つめ直すべきだ」と、ファンに対し苦言を呈している。

さらに、試合前にはアンフィールド近くのアレクサンダー・アーノルドの壁画が「さよなら、ネズミ」といった攻撃的なメッセージと共に白ペンキで汚される事件も発生していた。これほどまでの敵意を浴びた同選手に対しては、さすがのキーン氏も同情を示したようだ。

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