サッカー代表戦の選手入場の際に流れていたあの定番の曲がいつの...の画像はこちら >>

代表戦ではあまり聞かれなくなった「FIFA Anthem」 photo/Getty Images

サッカーの代表的な曲だった「FIFA Anthem」

サッカーの代表戦にて、選手入場の際に流れる曲がここ数年で変わったことに気づいた人も多いだろう。

これまでサッカー、及びFIFA(国際サッカー連盟)が主催する試合にて、選手入場の際に流れていた「FIFA Anthem」という曲だが、最近では全く耳にしなくなった。

この「FIFA Anthem」はドイツ人の音楽家フランツ・ランベルト氏によって作曲され、1994年のFIFAワールドカップアメリカ大会で初めて使用された。以降、アレンジで変更されながらも長らく使用され、我々日本人にとってもサッカーを象徴する曲となっていた。

長らく使用されていた曲だが、直近の試合では「FIFA Anthem」から「Living Football」という曲に変更された。なぜ変更されたのか、細かい理由はFIFAが明かしていないため定かではないが、FIFAは2020年1月にて、FIFAに加盟するすべての211カ国のサッカー協会に対し、この「Living Football」を流すことを奨励したとのこと。新しく流れているこの「Living Football」という曲は、ドイツ人のハンス・ジマー氏とスコットランド出身のロアン・バルフェ氏が楽曲した曲で、2018年のロシアワールドカップの公式アンセムとして用いられた。以降様々なFIFA主催試合でも使用されており、世界各国でも今の曲に対し賛否両論となっている。

ワールドカップでも、2014年のブラジル大会を最後に、選手入場でこの「FIFA Anthem」が使用されなくなり、2018年大会の選手入場の際には、以前ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンのゴール時などで流れていた「Seven Nation Army」が流れ、2022年カタール大会では「Arhbo」という曲が流れていた。

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