那須川天心 研ぎ澄まされた感覚…集大成の“シン・ボクシング”...の画像はこちら >>

自身初の世界戦に臨む那須川 (写真:本人インスタグラムより)

練習を公開

2025年11月24日にプロボクシングWBC世界バンタム級王座決定戦を控える那須川天心が12日、所属ジムで練習を公開。これまでのボクシングスタイルの集大成"シン・ボクシング"で世界王者のベルト獲得を誓った。



那須川の対戦相手は同級2位で元WBA世界王者・井上拓真。井上陣営も見つめる中、WBO世界スーパーバンタム級14位セレックス・カストロと2ラウンドのスパーリングを披露。仕上がりの良さを見せつけた。

スパーで那須川は、右ジャブを差しながら左ストレートを上下に打ち分け、さらにはいつもの格闘センスを発揮し、両手を下げたノーガードのまま相手が仕掛けてくる瞬間に、鋭い左ボディストレートを叩き込む一幕もあった。那須川は、カストロが来日し、スパーを開始した当初は相手をここまで押し込むことはできなかったと明かし、「相手を動かす展開が増えた。何を出せばいいか分からない状態にさせている」と短期間でさらに進化を遂げたことをアピールした。

そしてボクシングデビューから2年半。那須川は「動きも思考もどんどんシンプルになってきた」と迷いがなくなり、研ぎ澄まされた感覚を明かすと「新しいボクシング、『シン・ボクシング』。そういうスタイルが出せるという感じがあります」と現在のスタイルについて表現した。

そして最後には自身の世界戦を冷静に分析。「ボクシング界といえば井上兄弟。本当に純度の高い格闘技の試合になると思う。
強い者同士が戦う。それだけを楽しんでもらいたい」と覚悟が決まった表情を見せた。

編集部おすすめ