2026W杯でもセットプレイは大きなテーマになる イングラン...の画像はこちら >>

イングランド代表はプレミアでのトレンドをどう取り入れるか photo/Getty Images

アーセナルやブレントフォードの戦いは参考になる

現在のサッカー界のトレンドを考えると、来年の2026ワールドカップでも『セットプレイ』が重要なテーマの1つとなるのは間違いないだろう。

国内リーグのクラブを参考にするならば、イングランド代表はミケル・アルテタ率いるアーセナルやキース・アンドリュース率いるブレントフォードのセットプレイを参考にすべきだ。

両チームはセットプレイのスペシャリストとなっており、コーナーキックからフリーキック、ロングスローまで多彩だ。

イングランド代表メンバーに入っているアストン・ヴィラDFエズリ・コンサもそのトレンドを実感している1人で、イングランド代表でもロングスローなどセットプレイでフィジカルの強さが重要になっていくと語る。

「今季はロングスローを使うチームが多い。ブレントフォードはロングスローを特に得意としているチームの1つで、守るのは難しいね。今はフィジカルの強さが格段に増していて、チーム全体での強さが求められる。フィジカルが強くないと苦戦する。セットプレイから得点を決めるチームが増え、守備の際にもそこに重点が置かれるようになっている。DFの僕にとっても、フィジカル面を強くすることが重要だと思う」

先月行われた2026ワールドカップ欧州予選・セルビア戦ではセンターバックとして先発したコンサ、マーク・グエーイの2人もネットを揺らしていて、その2点ともフリーキックの流れからのものだった。

コンサは「ヴィラのセットプレイコーチからは、コーナーやフリーキックの時はストライカーのように考えろと言われている。(セルビア戦でも)あのような状況では、もうストライカーさ。ただペナルティエリアへ走り込むだけさ」と語っていて、プレミアでのセットプレイ意識の高まりはイングランド代表にもポジティブな影響を与えるはずだ。

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