約束は裏切れない! 元マンUウインガーがビッグクラブの土壇場...の画像はこちら >>

ベティスに移籍したアントニー Photo/Getty Images

約束の重み

レアル・ベティスに所属するブラジル代表FWアントニーが、昨夏の移籍市場が閉まる24時間前でバイエルン・ミュンヘンが獲得に動いたという驚きの事実を明かした。しかし、アントニーはベティスへの忠誠心を貫き、ドイツのメガクラブからのオファーを拒否していた。



アントニーがブラジルメディア『Globo』に語ったところによると、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督から直接電話があったという。「コンパニが個人的に私に電話をかけてきた。私たちは話し、彼は私のプレイの大ファンだと話してくれた」と、アントニーはビッグクラブからの熱烈な誘いがあったことを認めている。

しかし、アントニーは最終的にオファーを受け入れなかった。「ベティスに約束していたので、彼らを裏切ることはできなかった」と、アントニーはベティスへの強いコミットメントを強調している。同選手にとってベティスは「幸せ」を意味する場所であり、その絆を金銭的な条件やビッグクラブの魅力よりも優先した形となった。

バイエルンからの土壇場での誘いを断るというアントニーの決断は、プロフェッショナルな世界において義理と人情を重んじる彼の強い意志を示すものである。ベティスで幸せを感じ、好調を維持しているアントニーが、タイトル獲得に貢献し、その忠誠心をピッチで証明し続けるのか、ファンは期待を持って見守ることになるだろう。

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