かつてロナウドらの陰に埋もれていた男が同じ境遇のエンドリッキ...の画像はこちら >>

レアル・マドリードのエンドリッキ photo/Getty Images

今季の出場時間は僅か11分

今のエンドリッキは、レアル・マドリードで戦力外と言える存在になってしまっている。同選手は1日に行われたラ・リーガ第11節バレンシア戦に79分から途中出場して11分間プレイした以外、公式戦出場がない。



シャビ・アロンソ監督は過密日程を理由に先発メンバーのターンオーバーを採用していて、ヴィニシウス・ジュニオールら主力選手が控えに回ることも今シーズンは珍しくない。しかしエンドリッキの出場機会はあまりにも少なく、指揮官が彼を戦力として計算に入れているとは言い難い。

そのためエンドリッキをめぐっては移籍の噂が絶えず、なかでもフランスのリヨンへの期限付き移籍が有力視されている。

このリヨンへの期限付き移籍を、アラベスのマリアーノ・ディアスはエンドリッキに強く勧めている。レアルの下部組織出身のディアスも2016年夏にトップチームデビューを果たしたが、クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルがいた当時のチームでは出場機会が全く得られず、翌年にリヨンへ移籍した過去がある。

「エンドリッキがレアルを去るなら、彼には『全てを楽しめ』と助言したい。なぜなら、彼が新しいチームでレギュラーとして活躍する中で起きる出来事こそ彼にとってベストのものだからだ」(イギリスメディア『The Athletic』より)

「出場時間が少なければ選手はアピールすることができない。でも信頼されてレギュラーとして使ってもらえたら、自分の実力を証明することができる。これはエンドリッキにも当てはまる。一度外に出て、もっと良い選手になってマドリードに戻ってくることもできるはずだ」

シーズン開幕前は移籍話を拒否してレアル残留を決断したエンドリッキだが、現在の状況を考えれば、そろそろ移籍を選択肢として検討し始めているかもしれない。

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