ナポリはオシムヘンの放出を後悔している? 代理人が明かす大型...の画像はこちら >>

激動の夏

今夏の移籍市場は5億ユーロを超えるリヴァプールの歴史的な補強を中心にビッグクラブで大型補強が相次いだ。激動の移籍市場だった中で昨夏にチームのストライカーだったヴィクター・オシムヘンをトルコのガラタサライへ移籍させたナポリはその決定に後悔しているだろうと代理人のジョージ・ガーディ氏は『Sky Sports Deutschland』で語った。



2024年9月にローンでガラタサライへ移籍したオシムヘンは今夏に7500万ユーロ(約136億円)で完全移籍となった。この額は当時報じられていたナポリとオシムヘンの契約解除金約1億ユーロ超の新契約から大きくかけ離れている。

これはガラタサライへのローン移籍が成立したことに起因しており、その移籍の際に盛り込まれていたリリース条項によって7500万ユーロ以上の金額をナポリは要求することが出来なかったのだ。

この契約の成立に携わったのがガーディ氏で、当時のナポリで不満を持っていたオシムヘンに話を持ち掛け、契約延長と上限7500万ユーロの契約解除条項を成立させ、数少ない9月に移籍市場を開いているトルコへのローン移籍に至った。

「ナポリからの契約解除条項は1億ユーロ超からの大幅な減額に成功した。私はヴィクターを説得して契約をもう1年ナポリと延長し、ローンの扉を開くことに成功したんだ」

「ヴィクターはとても意志が強くて、『ガラでしかプレイしない』と言った。それが交渉に大いに役立ったね」

「当時ナポリはこのリリース条項は大きな金額だと思っていたが、今夏の市場は完全に違っていた。市場の取引を見ると、7500万ユーロに匹敵する移籍がいくつもある」

昨夏であれば7500万ユーロでの移籍は決して安い金額ではなかったが、今夏はプレミアリーグでオシムヘンと同じストライカーの選手が以下のような金額で移籍している。

1億4500万ユーロ(約261億円)でアレクサンダー・イサクがリヴァプールへ移籍
出来高も含めて最大8500万ユーロ(約154億円)でベンジャミン・シェシュコがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍
出来高も含めて最大7350万ユーロ(約133億円)でヴィクトル・ギョケレシュがアーセナルへ移籍

セリエAで優勝と得点王を経験しているオシムヘンは、プレミアリーグで活躍してきたイサクに勝るとも劣らない実績がある。結果論とはなるが、1年移籍がずれただけでナポリは大きな魚を逃してしまったと言えるだろう。

編集部おすすめ