バルセロナのテア・シュテーゲン photo/Getty Images
功労者だが現状は3番手GK
バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに決断の時が迫っている。今年6月に背中の再手術を決断した同選手は、今月から個別トレーニングでの調整を開始し、早ければ年内にもチーム練習に復帰できる見通しとなっている。
しかし、テア・シュテーゲンを取り巻く環境は非常に厳しい。現在の彼は、ジョアン・ガルシア、ヴォイチェフ・シュチェスニーに次ぐ3番手のゴールキーパーであり、ポジション争いに勝たない限り復帰できたとしても試合に出られない。
そのため、現地メディアの間ではテア・シュテーゲンが年明け1月の移籍市場を利用して他クラブに移籍する可能性が盛んに報じられていて、実際に複数のクラブが動向を注視しているとされる。
こうした中、スペイン紙『Sport』によればトルコのベシクタシュがテア・シュテーゲン獲得のためにバルセロナに対してオファーを提示したという。半年間の買い取りオプション付きの期限付き移籍で買い取り料は800万ユーロ(約14億5000万円)、レンタル期間中のテア・シュテーゲンの給料はベシクタシュが負担するという条件になっていて、バルセロナはオファーを受けるかどうかの決断をテア・シュテーゲンに一任しているとも同紙は伝えている。
復帰後にバルセロナでの現在の序列を覆すことができなければ、テア・シュテーゲンが来年の北中米ワールドカップに臨むドイツ代表の登録メンバーに選ばれる可能性はかなり低くなってしまう。同国代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は先日の定例会見で、「冬の移籍は簡単ではない。だからトップクラブで試合に出ることを条件として課さない」とテア・シュテーゲンの状況について語り、バルセロナと同等のクラブでなくても試合に出ていれば招集する意向を示していた。ベシクタシュに行けば出場時間を確保できるため、ワールドカップ出場のチャンスは大きく広がってくるだろう。
正ゴールキーパーとしてワールドカップに出ることを優先するか、愛着あるバルセロナに残留するか。テア・シュテーゲンは、自身のキャリアを大きく左右する決断を迫られている。

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