スペイン、ウルグアイのW杯優勝国と同組になったサウジ 厳しい...の画像はこちら >>

サウジアラビア代表を率いるエルヴェ・ルナール監督 Photo/Getty Images

2強2弱の構図だが……

来年の北中米ワールドカップの組み合わせが決まり、3大会連続7度目の出場となるサウジアラビアはスペイン、ウルグアイ、カーボベルデと同組のグループHに入った。出場国が増えた今回のグループリーグで優勝経験のある2カ国と同組になったことで、サウジアラビアにとって非常に厳しい戦いが待ち受けているだろう。



ただ、指揮官のエルヴェ・ルナール監督は冷静だった。抽選会の後、自国メディア『Asharq Al-Awsat』のインタビューにてルナール監督は「サウジアラビアのグループは常に難しい。4年前、我々はアルゼンチンとメキシコと対戦した。そして今日は、FIFAランキング1位で、間違いなく世界最強のチームであるスペインと対戦する。さらに、非常に強いウルグアイとも対戦する」と厳しいグループに入ったことを強調。続けて「カーボベルデも初出場ながら、素晴らしいパフォーマンスを発揮できる能力を世界に証明しようとするだろう。それがワールドカップの本質だ。レベルが高く、簡単な試合はない」と初出場のカーボベルデについても触れ、改めてその難しさを認識した。

その上でルナール監督は自信ありげに「まずスペインに勝てると断言できる。もし彼らが後に世界王者になった場合、我々はそれを喜んで受け入れるだろう」と前回大会にて優勝したアルゼンチンに勝ったことを挙げ、「アルゼンチン戦のシナリオを再現できる」と語った。

ただ一方で、サウジアラビアは着実な世代交代を通じて戦力を強化しなければならないという課題も残っている。ルナール監督は前回大会との準備の違いについて「チームはまったく別物だ。
以前の世代の選手は4人だけで、今回ほとんどの選手が初めてワールドカップを経験する。彼らには経験は必要だが、時にはこうした試合そのものが経験を積む機会になる。特にスペイン戦はなおさらだ」と語った。

サウジアラビアは初戦でウルグアイ、第2戦でスペインと、第3戦にカーボベルデと対戦する。

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