マンチェスター・シティのドク photo/Getty Images
飛躍を遂げた
直近のCLリーグフェーズではレアル・マドリードを敵地で破ったマンチェスター・シティ。リーグフェーズでは6試合を終えて4位、残り2試合の対戦相手を考えると、決勝トーナメントへのストレートインは濃厚といえる(ボデ/グリムト、ガラタサライ)。
昨季のシティは絶不調で、CLでのリーグフェーズは22位に終わっている。その後プレイオフに進み、レアルと対戦。ホーム、アウェイともに敗れ、大会から姿を消した。
そこから2回の移籍市場を経てシティは復活しつつある。
特に攻撃陣は見違えるように変わった。左サイドのジェレミー・ドクはドリブルだけの選手ではなくなっており、今季のプレミアリーグではブルーノ・フェルナンデスをも凌ぐチャンスメイカーに変貌している(ビッグチャンスクリエイト数はそれぞれ9回、7回。データは『Sofa Score』より)。
そんなドクの成長についてペップ・グアルディオラ監督は「ヴィニシウスのようなドリブルをして欲しい」と指示を出していることが『Manchester Evening News』の報道で明かされた。
「彼は最初の5メートルで脅威となる選手だ。こんな選手は見たことがない。ペナルティエリア付近でのプレイも大きく成長している。40メートルの長い距離ならサビーニョの方が早いが、アタッキングサードでのドクのプレイは相手を圧倒する。
昨季のドクは主に左サイドの大外でパスを待ち、そこから仕掛けるプレイヤーだったが、今季はプレイエリアが広がり、中央での仕掛けも増えている。左も使えるようになったことからドリブルの威力が増し、フィニッシュに繋がるパスも増えている。
一方で昨季はドクとともに先発していたサビーニョは今季ベンチからのスタートが多い。リヨンからやってきたラヤン・チェルキにポジションを奪われており、レアル戦も終盤からの出番だった。

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