椅子やボトルが投げられる暴動に発展 メッシのインドツアーでフ...の画像はこちら >>

インテル・マイアミに所属するメッシ Photo/Getty Images

期待を裏切られる

アルゼンチン代表のリオネル・メッシがインドを訪れたプロモーションツアーの際、コルカタのソルトレイク・スタジアムで暴動が発生し、怒ったファンが座席を引き裂き、椅子やボトルをピッチに投げつけた。チケットを購入したファンがメッシの姿を肉眼で確認できず、失望したことが原因のようだ。『BBC』が伝えている。

メッシはスタジアムに姿を現したが、関係者や著名人らに囲まれてしまい、ファンからはほとんど見えない状態だったという。わずか20分ほどで警備に連れられてメッシが立ち去ると、事態は敵対的なものとなり、一部の観客はピッチになだれ込み、横断幕やテントを破壊した。

報道によると、ファンはメッシによる短いエキシビションゲームが予定されていると期待していたという。「指導者や俳優だけがメッシを取り囲んでいた」「12000ルピー(約20700円)のチケットを買ったのに、彼の顔すら見えなかった」と、チケット代を払ったファンからは怒りの声が上がった。

インドの西ベンガル州首相がメッシに謝罪し、調査委員会の発足を発表した。クリケットが主流のインドにおいて、コルカタはサッカーファンが多い地域だが、今回の騒動はスーパースターの一挙手一投足に対するファンの熱狂と、運営側の問題を浮き彫りにした形となった。

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