ダービーに勝利したサンダーランド photo/Getty Images
最後まで集中切らさず
プレミアリーグ第16節の注目マッチであるサンダーランド対ニューカッスルの試合が日本時間の14日に行われた。
ライバル関係で知られる両者の戦いは「タイン・ウェア・ダービー」と言われており、リーグ戦での開催は2016年3月以来、約10年ぶりとなった。
序盤はサンダーランドがボールを握る形となり、ニューカッスルはミドルブロックを敷き、ショートカウンターからチャンスを伺う。
両チームともに球際の激しさを見せ、相手のやりたいことはさせず。開始から25分まではアップテンポながらどちらも決定機を作れない時間が続く。
サンダーランドはムキエレのロングスローやブロビーへのロングボールで打開を試みるもニューカッスルのCBバーンとチャウがしっかりとブロックしやらせない。一方のニューカッスルはゴードンとエランガの両翼からチャンスを作りたいところだが、出足の早いサンダーランドの守備を前に苦戦し、なかなか押し込めない。
そんななか、ニューカッスルにアクシデント。ムキエレとの激しい衝突で負傷したバーンはその後少しプレイを続けたが、続行はできず。41分にシェアとの交代を強いられることに。
44分、サンダーランドにチャンス。ジャカのクロスにバラードが頭で合わせるも、枠を捉えきれず。高さを活かした攻撃からニューカッスルゴールを脅かした。
キックオフ直後からダービーらしい激しさを見せるが、シュートはサンダーランドが3本、ニューカッスルは0本と得点は生まれぬまま前半を折り返す。
両チーム交代なしで迎えた後半開始早々に試合が動く。46分ムキエレのクロスを頭でクリアしようとしたヴォルテマーデがオウンゴール。思わぬ形でサンダーランドが先制に成功した。
先手をとられたニューカッスルは58分に3枚替え、ジェイコブ・マーフィー、ウィロック、バーンズを投入し、前への圧力を高める。交代で攻勢を強めたニューカッスルはブルーノ・ギマランイスを中心に同点ゴールを狙いに行く。
一方で劣勢気味だったサンダーランドは69分にイシドールとヒュームを投入し、流れを変えようと試みる。すると72分、アルデレーテのロングパスをイシドールが胸トラップからボレー。しかしこれはニューカッスルの守護神ラムズデールがビッグセーブを見せる。
1点が遠いニューカッスルは74分ヴォルテマーデに代えてウィッサ。最前線を入れ替える。79分にはマーフィーのクロスが相手に当たり、コースが変わったボールにウィッサが反応したが、届かず。試合は終盤へ突入する。
サンダーランドは81分タルビに代えてマンドルを投入、サイドにフレッシュな選手を入れる。失点以降はニューカッスルに攻められる時間も長かったが、サンダーランドは最後まで守備強度を落とさず。後半ATには両者入り乱れる騒ぎもあったが、このままスコアは1-0で終了。
ヴォルテマーデのオウンゴールを守り切り、プレミアでは約10年ぶりとなったタイン・ウェア・ダービーはサンダーランドに軍配が上がった。
サンダーランド 1 - 0 ニューカッスル
サンダーランド得点者
OG(46分)
ニューカッスル得点者
ロングスローの流れからのクロス
— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) December 14, 2025
クリアを試みた #ヴォルテマーデ が
予想外の形でオウンゴール
想定外のシナリオで
伝統の一戦が動き出す
プレミアリーグ 第16節#サンダーランド v #ニューカッスル
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