今節はトッテナムを3-0で粉砕したN・フォレスト photo/Getty Images
今節はトッテナムを粉砕
サッカーとは監督で大きく変わるものだ。最近のノッティンガム・フォレストはそれを象徴しているチームと言えよう。
ノッティンガム・フォレストは今季序盤にヌーノ・エスピリト・サントを解任し、昨季までトッテナムを指揮していたアンジェ・ポステコグルーを指揮官に迎えた。しかしポステコグルー体制では全く結果が出ず、ポステコグルーも早々に解任。10月21日よりバーンリーやエヴァートンを指揮してきたショーン・ダイチに指揮を任せることになった。
ひとまずこの判断は正解だったようで、ダイチ体制では12試合を戦って7勝2分3敗と好転。14日に行われたプレミアリーグ第16節ではトッテナムを3-0で撃破しており、強かった昨季のノッティンガム・フォレストが戻ってきたかのようだ。
ダイチにはプレミアの中堅クラブを立て直してきた確かな実績があり、英『The Guardian』はノッティンガム・フォレストでもダイチは『基本に立ち返ること』を優先してきたとここまでの仕事ぶりを称える。
「ヌーノ体制でのノッティンガム・フォレストは強固な守備をベースとしていたが、それが失われてしまっていた。ダイチは基本に立ち返ったのだ。守備陣形を整え、相手のセットプレイにしっかりと対応。そして積極的にボールを奪いにいっている。ノッティンガム・フォレストはリーグ戦直近5試合のうち3試合を無失点にまとめており、その3試合は勝っている」
「システムは4-2-3-1に戻り、ウイング陣とモーガン・ギブス・ホワイトが力を発揮している。ポステコグルー体制では3バックを選ぶこともあったが、3-5-2ではウイングが力を発揮できない。
まだ安心はできないが、ノッティンガム・フォレストはひとまず16位と降格圏を抜け出している。チームを立て直すうえでダイチの招聘は大正解だったと言えそうだ。

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