トッテナムを指揮するフランク監督 Photo/Getty Images
ボトムハーフまで落ちたトッテナム
今季、プレミアリーグではすでに4人の監督が解任された。最初に解任されたのはノッティンガム・フォレストのヌーノ・エスピリト・サントで、フォレストではその後就任したアンジェ・ポステコグルーもわずか39日で解任。
年末年始の過密日程のさなかに、さらなる監督解任が起こる可能性がある。『The Athletic』は今後の解任レースを予想している。
もっとも可能性が高いと目されているのは、トッテナムのトーマス・フランクだ。フランク監督は前節のノッティンガム・フォレスト戦のあとに「時間を確保できなければ、誰も状況を好転させることはできない」と語った。トッテナムはここ7試合で1勝しか挙げることができておらず、勝ち点22、11位とボトムハーフに転落してしまった。
これは08-09シーズン以来最悪の成績であり、そのシーズンはファン・デ・ラモスからハリー・レドナップへと監督の交代が行われている。ここからリヴァプール、クリスタル・パレス、ブレントフォード、サンダーランド、ボーンマスと難敵が続き、戦績次第では解任は避けられない。
下位クラブの指揮官も当然ながら解任の確率は高くなる。バーンリー(19位)のスコット・パーカー、リーズ(17位)のダニ・ファルケ、そして最下位ウルブズのロブ・エドワーズだ。ウルブズはすでにペレイラを解任したが、エドワーズにバトンタッチしてからも勝ち星を挙げることができていない。
リヴァプールのアルネ・スロットも危ういとされている。
スロットとサラーは話し合いを行なった模様で、サラーはアフリカ・ネーションズカップに参加するため一時的にチームを離れる。時間をおいたことで状況は改善される可能性もある。インテル、ブライトンと公式戦に連勝したことでチームの状況は上向いてはいるが、年明け第21節のアーセナル戦を終えたときにどんな状況にあるか、スロットも戦績次第では長くリヴァプールにいることはできないかもしれない。
いずれにせよ、厳しい戦いが続くプレミアでは、これから1人の指揮官も解任されないということは考えづらい。次に解任されるのはどの監督になるか。

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