アル・ナスルで輝くフェリックス photo/Getty Images
アル・ナスルではゴールを量産
最近は欧州トップリーグからサウジアラビアへと向かう選手が増えているが、リーグレベルの影響もあって市場価値が下落する選手が多い。
情報サイト『Transfermarkt』は現在サウジアラビア1部でプレイする選手たちの市場価値ランキングを紹介しているが、1位のアル・カーディシーヤFWマテオ・レテギ(4000万ユーロ)も前回から500万ユーロ下落している。
2位以下の選手ではアル・ヒラルFWダルウィン・ヌニェス(3500万ユーロ)、3位アル・アハリMFエンツォ・ミロー、アル・ヒラルDFテオ・エルナンデス、アル・イテハドMFムサ・ディアビ(2800万ユーロ)、6位アル・ヒラルMFルベン・ネベス(2500万ユーロ)も全員前回から市場価値がダウンしている。
そんな中、TOP10の中で唯一市場価値が上昇したのが7番目に高額なアル・ナスルFWジョアン・フェリックスである。フェリックスは前回から500万ユーロ上昇し、2500万ユーロだ。チェルシーやミランでなかなか結果が出ない苦しい日々を過ごしてきたこともあり、フェリックスの市場価値が上昇するのは2022年3月以来のことになる。
まだ26歳と若いフェリックスがサウジアラビアへ向かうことについて、キャリアダウンとの見方もあったはずだ。しかしフェリックスはサウジアラビア1部リーグ9試合で11ゴール1アシストと大暴れしていて、サウジアラビアで自信を取り戻しつつある。リーグレベルは欧州5大リーグに比べて劣るが、自信を取り戻すうえでフェリックスのサウジアラビア行きは正解だったと言えるのではないか。
同じアル・ナスルではポルトガル代表の先輩であるFWクリスティアーノ・ロナウドもおり、それも適応がスムーズに進んだ一因かもしれない。ロナウドと共に2026W杯へ向かいたいところで、フェリックスはサウジアラビアで充実の時を過ごしている。

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