アデイェミが交代指示に激昂 ドルトムントは公式戦3試合ぶり勝...の画像はこちら >>

ドルトムントのカリム・アデイェミ photo/Getty Images

完封勝利に水を差す行動

19日(現地時間)、ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第15節でボルシアMGと対戦し、ユリアン・ブラント、マクシミリアン・バイアーのゴールによって2-0で勝利を収めた。ボデ・グリムト戦(2-2)、フライブルク戦(1-1)と先行しながらも終盤に追いつかれていたドルトムントにとって、公式戦3試合ぶりの勝利となった。



しかし、この試合でのカリム・アデイェミの振る舞いは、久しぶりの勝利に水を差すものとなったかもしれない。

60分、アデイェミはボルシアMGのケヴィン・ディルクと交錯した後に同選手と口論になり、レフェリーやチームメイトが止めに入った。このためドルトムントのニコ・コバチ監督はすぐさまアデイェミを交代させてマクシミリアン・バイアーを投入したが、この交代にアデイェミは激昂。ベンチに座らずそのままロッカールームに戻ろうとして、それを今度はセバスティアン・ケールSDに制止される事態となった。

指揮官の采配に不満を露わにしたアデイェミに対して、ケールSDは今後何らかの処分を科す考えを明かしている。

「あの場面について話すのであれば、カリムは罰を受けることになるだろう。我々は、ここ数週間の中であのような行動についてチーム内で話し合いを重ねてきた。あのような行動を私は見たくないし、監督もそれは同じであり、他の人達もそうだろう」(ドイツ紙『Bild』より)

また、ニコ・コバチ監督も試合後に現地メディアからアデイェミについて尋ねられると、「交代の判断は正しかったと思っている。カリム自身があの試合の映像を見れば彼は自分の課題について分かるはずだ」とコメントし、自身の正当性を主張している。

ドルトムントでは今夏加入のファビオ・シウバが出場機会の少なさから移籍を志願しているとされ、さらにボルシアMG戦で先制点を決めたブラントも現地メディアの取材に対して「今のスタイルは自分のやりたいサッカーではない」と監督批判とも受け取れるような発言をするなど、チーム内には幾つかの問題が存在している。

そうした中、アデイェミもエゴを剝き出しにした行動を取ったことでドルトムントは新たな問題を抱えることになったようだ。

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