クリスマスに首位でもアーセナルの優勝確率は「0%」!? ファ...の画像はこちら >>

アルテタは今度こそ不吉なジンクスを払いのけることができるか Photo/Getty Images

過去一度も優勝できていない

アーセナルはプレミアリーグ第17節でエヴァートンを1-0と破り、クリスマス時点での首位を確定させた。

プレミアリーグではクリスマス時点で首位のチームが優勝するとよく言われるが、データ上はコインの裏表、50%ほどの確率にすぎないと『BBC』は伝えている。

しかし、ファンを不安にさせるようなデータがある。アーセナルは過去クリスマスで首位に立っても、一度も優勝できていないのだ。

アーセナルがクリスマスに首位に立ったのはプレミアリーグ発足以来5回。02-03シーズン、07-08シーズン、22-23シーズン、23-24シーズン、そして今季だ。しかし02-03と07-08はマンチェスター・ユナイテッドに、22-23と23-24はマンチェスター・シティに優勝をさらわれている。過去4回クリスマスに首位に立っているうち、2回はミケル・アルテタ政権となってからだが、もちろん優勝には届いていない。22-23には5ポイントのリードを保っていたものの、最終的にはひっくり返されている。

クリスマス時点で首位に立ったチームのうち、最多優勝はマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーで、ともに5度の優勝を果たした。マンUは7回中5回で確率71%、チェルシーは5回中5回で、確率100%だ。マンCもクリスマス時点での首位は3回あり、そのうち3回を優勝しているので確率は100%となる。しかしアーセナルは0%だ。

現在、2位マンCとの勝ち点差は「2」である。
これは一度の敗戦でひっくり返される可能性がある数字なので、もちろん安心とはほど遠い。しかし過去にクリスマス時点で2位に2ポイント差で優勝できた例は5度ある。94-95のブラックバーン、06-07と10-11のマンU、11-12のマンC、そして15-16のレスターだ。歴史を振り返ると、決して不可能な数字ではないと言うこともできる。

アルテタは今度こそ優勝カップを掲げることができるか。チームが真の黄金期を迎えるには、不吉なジンクスを払いのける必要があるようだ。

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