ムバッペ、エキティケ、オリーセ、チェルキ、デンベレ、ドゥエ…...の画像はこちら >>

マンCで躍動するチェルキも代表候補 photo/Getty Images

贅沢な悩みではあるが

フランス代表は2026W杯でも優勝候補の一角に挙げられており、各ポジションに豪華なタレントを抱えている。

タレントが豊富に揃っているのはポジティブだが、逆に難しいこともある。

タレントの中から誰を選ぶのか、代表監督ディディエ・デシャンは最適解を見つけなければならない。優秀なタレントを並べるだけで勝てるほどW杯は甘くないからだ。

攻撃陣では、現在リヴァプールでFWウーゴ・エキティケ、マンチェスター・シティでMFラヤン・チェルキ、バイエルンMFマイケル・オリーセ、パリ・サンジェルマンFWデジレ・ドゥエといった選手が評価を伸ばしている。彼らは前回の2022W杯にはいなかった戦力であり、デシャンが彼らをW杯へどう組み込んでくるのかは注目ポイントの1つになる。

仏『Get French Football News』に対し、元フランス代表選手のフランク・ルブーフ氏もどの組み合わせがベストなのかと嬉しい悩みを口にしている。

「デシャンがどう方程式を解くのか。彼にとっての問題は、選択肢が多すぎることだ。良い選手がたくさんいるから、かなり難しい判断になる。もちろん良い選手が足りないよりは多い方がいいけどね。チェルキ、オリーセは逸材だし、エキティケも並外れた選手だ。しかしムバッペ、ドゥエ、バルコラ、デンベレだっている。守備の安定も考える必要があるため、彼ら全員を起用するのは不可能だ。
ミランのフォファナや、ベテランのカンテといった選手も必要になる。つまり私が挙げたアタッカーのうち、3人か4人しか先発出来ないということだ」

「チェルキとオリーセを一緒に起用する可能性は高くないだろう。デシャンはどちらかを選択し、解決策を見つけないといけないだろう。マテタもすごく好きだ。ユニフォームをパンツにインしている姿は、我々の世代を思わせる。ムバッペのクローンは不要で、戦術的に何か違うものをもたらしてくれる選手が必要になる。だからムバッペとジルーの組み合わせがあったんだ。ジルーは違うものを提供してくれた。その点ではマテタかエキティケだが、同時に起用されることはないだろう。ムバッペだけではW杯を制覇できない。彼が負傷した場合にはプランBが必要だ。しかし攻撃陣にはドゥエやバルコラもいるし、対戦相手に眠れない夜を与えるには十分さ」

豪華すぎて嬉しい悩みだが、デシャンは本番へベストな組み合わせを見つけられるのか。




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