エゼが調子を落としてきた!? このままではイングランドの“1...の画像はこちら >>

アーセナルのエゼ Photo/Getty Images

第17節も出場がなかったエゼ

今季、アーセナルでは夏の大量補強によって分厚いスカッドが構築されたが、そのぶん選手の入れ替えは激しくなっている。怪我人が多いこともあるが、絶対的なポジションを掴んでいる選手は数名で、いくつかのポジションでは激しい定位置争いが繰り広げられている。



MFエベレチ・エゼも競争にさらされている選手の一人で、前節エヴァートン戦でもベンチには入っていたが出場はなかった。CLを含めた過去3試合のうち、2試合で出場機会を失っている。

エゼは第12節トッテナム戦でハットトリックを記録し称賛されたが、MFマルティン・ウーデゴーが復帰してきたこともあり、そこからあまりインパクトを残せていない。アストン・ヴィラ戦でのパフォーマンスには批判も集まっており、ウーデゴーやガブリエウ・マルティネッリ、レアンドロ・トロサールとのポジション争いに直面している。

アーセナルのレジェンドであるポール・マーソン氏は、彼の状況がイングランド代表において、同じポジションを争うであろうアストン・ヴィラMFモーガン・ロジャーズにとって有利に働くだろうと『sky sports』で述べている。

「彼(ロジャーズ)にできるのは、次の試合、次のトレーニングに集中することだけだ。6カ月後に何が起こるかなんて心配しなくていい。彼が今やっていることを続ければ先発するだろうし、先発しない理由はないだろう。なぜなら彼は常にアストン・ヴィラでプレイするからだ」

「エゼを見れば、アーセナルのチームに出たり入ったりしている。彼はしばらくチームに戻れないかもしれない。ロジャーズはヴィラではファーストチョイスになるだろう。調子が悪くてもプレイするだろう。
ワールドカップではイングランド代表のスターティングメンバーに入ると思う」

これまでの試合を見ても、トーマス・トゥヘル代表監督はロジャーズを優先して起用しているように見える。エゼも常にメンバーに選ばれる選手ではあるが、このままではスタメンを勝ち取ることは難しいかもしれない。

ワールドカップで活躍するために、エゼは残りの半シーズンで状況を変えることができるだろうか。ライバルとなるチームメイトたちも皆代表選手であり、エゼはアーセナルで違いを見せなければならない。

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