ブレーメンの長田澪 photo/Getty Images
控えGKから一気にブレイク
今シーズン開幕前、長田澪(ドイツ名 ミオ・バックハウス)のブレーメンでの立ち位置は控えのゴールキーパーだった。しかし正ゴールキーパーのミヒャエル・ツェッテラーが開幕直前にフランクフルトに移籍し、突如として長田に出番が回ってきた。
長田は、この不意に訪れたチャンスを確実にものにした。今シーズンのブンデスリーガでは、全15試合のうち肩の負傷で欠場した2試合を除く13試合で先発フル出場。シュートストップ率68.4%はリーグ4位、クロスボールのキャッチ数31回はリーグトップと抜群の成績を残した。
約半年間で一気にブレイクを果たしたことで、長田自身も自信と手応えを掴んでいるようだ。ドイツ紙『Bild』の取材に応じた同選手は、以下のように語っている。
「チャンスをもらって、そしてそれを活かすことができて本当に幸せです。この半年間で人としても大きく成長することができました。今はもっと大きな責任を担うことができるようになっていますし、チームにとってさらに重要な存在になりたいです」
先週末のアウクスブルク戦も0-0のスコアレスドローに終わり、リーグ戦5試合連続未勝利でウインターブレイクに入ったブレーメンでは、シーズン後半での巻き返しに向けて冬の移籍市場での選手獲得の可能性が議論されている。しかしゴールキーパーに関しては、長田がいる限り補強の必要はなさそうだ。

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