ウェストハムが目をつけたFWカイオ photo/Getty Images
交渉は初期段階
ウェストハムはクルゼイロに所属するブラジル代表FWカイオ・ジョルジ(23)を今冬の補強候補に挙げており、交渉を開始しているようだ。英『TEAMTALK』が報じている。
ウェストハムはACミランへのレンタル移籍が決定的なFWニクラス・フュルクルクに代わる前線の補強を1月に計画しており、これまで様々な選手が候補として報じられてきた。
そんななか、現在交渉を開始したのがカイオだという。同選手は2021年にサントスからユヴェントスへ移籍を果たしたが、同クラブでは公式戦11試合でノーゴールと悔しい結果に。2023年にはフロジノーネへレンタル移籍を果たし、翌年にクルゼイロへ完全移籍を果たした。
ブラジルに戻ってからの同選手は輝きを取り戻し、2025シーズンは公式戦46試合で26ゴール9アシストをマーク。9月にはブラジル代表にも招集されている。
カイオを巡る交渉はまだ初期段階で解決しなければならない課題が多いとのこと。クルゼイロは同選手の獲得に3000万ユーロ(約55億円)を要求しているが、ウェストハムはプレミアに残留した場合に完全移籍となる買取義務付きのレンタル移籍を希望。またレンタル期間中に一定数の試合に出場し、一定数のゴールを決めた場合にこの義務が発生する契約を求めているが、クルゼイロはもっと簡略的なものを望んでいるようだ。
また12月初旬にロシアのゼニトからもオファーが届いたようで、クルゼイロは要求額に近い提案をもらったというが、カイオはロシアへの移籍に興味を示していないとのこと。
ウェストハムとクルゼイロは今も交渉は継続しているが、現段階では合意までの道のりは長いという。

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