トッテナムの指揮官トーマス・フランク photo/Getty Images
イサクが怪我したことで批判の的に
トッテナムの指揮官トーマス・フランクはリヴァプールの指揮官アルネ・スロットへ反論した。英『Sky Sports』が報じている。
プレミアリーグ第17節で両チームは激突したが、今も話題となっているのがリヴァプールの1点目のシーンだ。フロリアン・ヴィルツからのパスをPA内で受けたアレクサンデル・イサクが左足を振り抜き、ネットを揺らしたが、止めようとして滑り込んだミッキー・ファン・デ・フェンと交錯し、イサクは負傷交代を余儀なくされた。
その後、イサクは腓骨骨折で手術を行い、数カ月離脱することになったが、スロットはファン・デ・フェンのタックルは無謀だったと主張し、「ファン・デ・フェンのタックルはもし10回やれば、10回とも選手が重傷を負う危険性が十分にあると思う」と批判していた。
そんななか、スロットのこの主張に異議を唱えたのがフランクで、トッテナム指揮官はファン・デ・フェンのプレイを擁護した。
「これは、ディフェンダーがゴールを阻止するために全力を尽くす場面だと思う。これはトランジションだから彼は全力で戻っていた。サイドにボールが流れてシュートを止めるために彼はできる限りのことをする」
「残念ながらイサクは足をまっすぐ踏み込んでしまったため、実際よりも悪質なものに見えてしまった。これはどんなディフェンダーにとっても自然な反応だと思う。言い換えれば、もし私のディフェンダーがそうしないなら、彼らは本物のディフェンダーではない。無謀な挑戦なんて、ミッキーからは見たことない。彼はとてもフェアで競争心の強い選手だ」
フランクはファン・デ・フェンのタックルに悪意はなく、ディフェンダーとしてシュートを止めようと必死になっていただけだと、このプレイの正当性を訴えた。
またファン・デ・フェンはこの試合の後、イサクへメッセージを送り、謝罪したことを同メディアにて明かしている。
「ただシュートをブロックしたかっただけなんだ。彼の足が私の足の間に挟まったのはちょっと不運だったと思う。だから後で彼にメッセージを送ったよ。もちろん、彼の幸運を祈った。またすぐにピッチで彼と会えることを願っている。彼はそのメッセージを喜んでくれて、返信もくれたよ」

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