汰木は神戸から柏へ移籍(画像はイメージ) photo/Getty Images
戦い方が変わる中での葛藤も明かす
ヴィッセル神戸は27日、MF汰木康也が柏レイソルへ完全移籍することを発表した。
現在30歳の汰木はモンテディオ山形でプロキャリアをスタートさせると、浦和レッズを経て、2022年に神戸に加入。
そんな汰木は新たな挑戦を決断し、柏への移籍を選んだ。汰木は柏の公式サイトにて「柏レイソルのファン・サポーターの皆さま、関係者の皆さま、このたびヴィッセル神戸から移籍してきました汰木康也です。J1リーグ優勝、そして僕個人としても悲願であるACLE制覇に向けて、今まで自分が経験したことのすべてを発揮して、チームの勝利に貢献したいと思います。皆さまにお会いできる日を楽しみにしております」と、新天地での意気込みを語った。
足元の技術に優れ、ドリブルを得意とする同選手だが、神戸での戦い方の変化に葛藤もあったようだ。「覚悟を持って決断しました」と神戸の公式サイトにて語った汰木はファンへ次のようなメッセージを残した。
「この度、神戸を離れることを決断しました。関係者の皆さま、ファン・サポーターの皆さま、4年間、お世話になりました。この4年間を振り返ると1年目の苦しい降格争いに始まり、翌年以降のリーグ2連覇、天皇杯優勝など、まさに山あり谷ありでした。神戸で経験したこれら全てのことは、自分の一生の財産です。一緒にプレイした素晴らしい選手達から学ぶことも多く、選手としてより大きく成長できました」
「どんな状況でも常にポジティブな声援をかけ続けてくれ、素晴らしい雰囲気を作ってくれるヴィッセルサポーターの方々に、改めて感謝を伝えたいです。
「ここ数年でチームはより前に速く、より個のフィジカルを活かしたシンプルで強いサッカーへと変化していきました。その中で徐々に自分の強みを出せず、結果も出なくなっていき、苦しい時間の方が増えていきました。これは自分の力不足であり、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。苦しい時間もあって自分自身が楽しんでプレイ出来る事が減っていきました。ワクワクするようなプレイを期待してスタジアムに足を運んでくださった方々の応援に応えることができず、申し訳ない気持ちでした」
「神戸を離れたくない気持ちも大きく、とても難しい選択でしたが、覚悟を持って決断しました。神戸での素晴らしい経験を胸に刻み、自分自身がこの決断に後悔しないよう、必ず頑張ってきます。4年間応援していただき、本当にありがとうございました」

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