アストン・ヴィラを指揮するエメリ Photo/Getty Images
11連勝で歴史に並ぶ
アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスが、チェルシーに逆転勝利を収めた一戦を振り返り、ウナイ・エメリ監督を「戦術の天才」と絶賛した。ヴィラはハーフタイムの時点で0-1とリードを許していたが、後半のシステム変更が見事に的中し、劇的な逆転劇で11連勝を飾っている。
ワトキンスによれば、エメリ監督はチェルシーのマンツーマン守備を打破するため、後半に配置を大きく変更したという。ジェイドン・サンチョとモーガン・ロジャーズをワイドに広げ、ユーリ・ティーレマンスをトップ下に据えることで中盤に数的優位を作り出した。この修正が功を奏し、同選手の2ゴールを含む反撃に繋がった。
対照的に、逆転負けを喫したチェルシーのエンツォ・マレスカ監督には厳しい目が向けられている。リードを守りきれずに勝ち点を落とすのは今季すでに11ポイント目だ。72分に交代を命じられたコール・パーマーが不満を露わにする場面もあり、マレスカ監督の采配がチームの改善に寄与していないとの批判が強まっているようだ。
ワトキンスら選手たちが指揮官を全幅の信頼で語る姿は、ヴィラの好調さを物語っている。次戦のアーセナル戦に勝利すれば、クラブ史上最長となる12連勝の新記録を樹立することになるが、彼のタクトが再び冴え渡るのか非常に楽しみだ。

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