当時のPSGはスター集団だったが…… photo/Getty Images
組織力では今の方が上だ
2022年にFCポルトを離れ、4150万ユーロでパリ・サンジェルマンに加入したポルトガル代表MFヴィティーニャ。当時のチームの前線にはリオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・ムバッペの強力トリオが構え、中盤にもマルコ・ヴェッラッティ、最終ラインにはセルヒオ・ラモスと、今以上のスター集団だった。
ただ、スターを揃えるだけで勝てるほど甘い世界ではない。ヴィティーニャはポルトガル『A Bola』のインタビューにて、当時のパリが思うようにまとまれないチームだったと振り返っている。
「チームとしてまとまっているとは感じられないシーズンだったね。誰もが自分のために走っていたし、迷いもあった。当時の僕はまだ若く、チームに加入したばかりだったから、大変だったよ。監督も違ったしね。あんなに多くの選手をまとめるのは大変だったと思う」
パリは昨季悲願のチャンピオンズリーグ制覇を果たしたが、全員が力を合わせた組織力でのCL制覇だった。指揮官ルイス・エンリケの下でチームは1つにまとまり、全員で強烈なプレスをかけていくパリの戦い方は高いレベルで機能している。
そのチームを中盤からコントロールするヴィティーニャも世界屈指のセントラルMFへと成長を遂げていて、ヴィティーニャは個人としてもチームとしても充実の時を過ごしている。

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