ドルトムントのシュロッターベック photo/Getty Images
左利きの長身CB
アーリング・ハーランドやジュード・ベリンガムなど、これまで数多くの世界的プレイヤーがボルシア・ドルトムントを経てビッグクラブへ羽ばたいていった。そして今、彼ら同様にニコ・シュロッターベックもステップアップを果たそうとしている。
1999年12月生まれで現在26歳のシュロッターベックは、2022年7月にフライブルクから5年契約でドルトムントに加入。身長191cmの長身を活かした対人守備の強さに加えて高精度のロングキックも繰り出せる左利きのセンターバックで、ドルトムントでは加入1年目からレギュラーに定着し、ここまで公式戦142試合に出場している。
左利きの長身センターバックという希少性の高さによって既にバルセロナやバイエルン・ミュンヘンがシュロッターベックの獲得に興味を示していて、ドルトムントとの契約は2027年6月末までとなっているが、来年夏の移籍は間違いないと見られている。
こうした中、バルセロナやバイエルン同様に以前からシュロッターベックの動向を注視していたレアル・マドリードが獲得に向けた動きを強めつつあるようだ。
スペインメディア『DefensaCentral』によれば、同クラブは3500万ユーロ(約64億円)程度の移籍金に加えてディエゴ・アグアドとゴンサロ・ガルシアを譲渡するという内容のオファーでドルトムントとの移籍交渉に臨む方針を固めたという。
ドルトムントはシュロッターベックを売却する場合、移籍金7000万ユーロ(約129億円)を交渉開始の最低ラインに設定しているとされる。実際にレアルからオファーが提示された場合、アグアドとガルシアの市場価値をドルトムントがどう判断するかが交渉の分かれ道となりそうだ。

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