この1年で鈴木彩艶は欧州トップクラブが欲しがる実力者となった...の画像はこちら >>

パルマで評価を上げる鈴木 photo/Getty Images

2026年はさらなる飛躍の年となるか

2025年も終わりを迎えようとしているが、『FIFA公式』はこのタイミングで今年アジアサッカー界でブレイクした選手たちをリストアップしている。

日本より選ばれたのは、パルマで評価を高めるGK鈴木彩艶だ。

現在は左手舟状骨の骨折で離脱しているが、この1年を通して鈴木は安定したパフォーマンスを見せてきた。FIFAもその活躍ぶりを称える。

「日本人GKが欧州トップリーグでレギュラーとして活躍するのはレアケースだが、負傷するまでパルマでその役割を担っていたのが鈴木だ。今や日本代表でも1番手GKの座を確かなものとしており、日本代表も楽に2026W杯アジア予選を突破している」

今では欧州の複数クラブが関心を寄せる存在となっており、来夏のW杯後にステップアップする可能性がある。日本サッカー界にとって欧州トップクラブでプレイするGKの誕生は長年の悲願だったが、鈴木がその夢を叶えてくれそうだ。

他にはアラブ杯決勝でヨルダンの準優勝に貢献した22歳のFWモハナド・アブ・タハ、同国初となるW杯出場に大きく貢献し、今季よりトルコのイスタンブールBBで活躍する22歳のウズベキスタン代表MFアボスベク・ファイズラエフ、北朝鮮女子代表の21歳MFチェ・ウニョンが選出されている。ウニョンは昨年のU-20女子W杯制覇に加え、今年は2026アジア杯予選でも本大会出場権獲得に貢献。北朝鮮女子代表はグループステージ3試合で26ゴールを奪う暴れぶりだった。

クラブシーンでは、今夏のクラブW杯2025のベスト16でマンチェスター・シティをも撃破したサウジアラビアの強豪アル・ヒラルが高い評価を得ている。マンC撃破は強烈なインパクトがあり、今年アジアのクラブでは最もインパクトを残したチームと言えるか。



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