オナナの控えから一転“守護神”へ 代理人が明かす「マンUを救...の画像はこちら >>

マンチェスター・ユナイテッドのラメンス Photo/Getty Images

夢のオールド・トラッフォードへ

ロイヤル・アントワープからマンチェスター・ユナイテッドへ電撃移籍を果たしたGKセネ・ラメンスの代理人、マルク・フォルデルス氏が『Het Nieuwsblad』のインタビューに応じた。同氏は、2025年のベルギーにおける最大の移籍劇を振り返り、「自分自身の頬をつねるほど信じられない瞬間だった」と、その衝撃を語っている。



フォルデルス氏はラメンスがクラブ・ブルッヘのU-15に所属していた頃からサポートを続けてきた。移籍期限最終日にプライベートジェットでマンチェスターへ向かった際、同選手の喜ぶ顔を見て、長年の努力が報われたと確信したという。「彼がいつかマンチェスター・ユナイテッドのナンバー1になるとは、想像もしていなかった」と明かしている。

当初クラブは、アンドレ・オナナの控えとしてラメンスを段階的に育成していく計画を描いていた。しかし移籍市場の終盤で方針が転換し、23歳の若手に正守護神の座を託す大胆な決断に踏み切ることになる。周囲からは「無名すぎる」と懐疑的な声も上がったが、ラメンスはデビュー戦となったサンダーランド戦でクリーンシートを達成し、結果で批判をねじ伏せた。

この一戦について、代理人のフォルデルス氏は「もし完璧なデビューでなければ、彼らはラメンスを切り捨てていたはずだ」と述べ、極めてシビアな評価基準の中で掴み取った成功だったと強調している。

巨大なプレッシャーがかかる舞台で、ベルギーが生んだ若き守護神が、どこまで成功を積み上げていくのか。今後の成長に注目したい。

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