ゴールを決めたスビメンディ(右) photo/Getty Images
堅守を多彩な攻撃で撃破
30日(現地時間)、プレミアリーグ第19節でアーセナルとアストン・ヴィラが対戦し、4-1でアーセナルが勝利を収めた。
首位アーセナルと3位ヴィラの直接対決となったこの試合は、序盤からホームのアーセナルが優位に立ち、一方のヴィラはゴール前の守備を固めてカウンター攻撃の機会を狙うという展開で推移する。
アーセナルは7分にヴィクトル・ギェケレシュがゴール前でヘディングシュートを放つと、36分にも今度はレアンドロ・トロサールの左サイドからのクロスにギェケレシュが再びヘディングシュート。しかし、いずれもゴールの枠を外れてしまい、得点をあげることができない。
対するヴィラも13分にハイプレスによる敵陣でのボール奪取からの流れでボールを受けたオリー・ワトキンスがゴール前でシュートを放つもわずかに枠の外に逸れてしまってゴールとはならず、さらに前半アディショナルタイム1分にはジェイドン・サンチョが右サイドでアーセナル守備陣の背後に抜け出し、ゴール前でフリーになっていたワトキンスにグラウンダーの折り返しを供給したが、このパスもワトキンスに渡る寸前のところでアーセナルのウィリアン・サリバにクリアされて得点に繋がらず、試合は0-0のスコアレスでハーフタイムに入る。
しかし、アーセナルは後半に入るとさらに攻勢を強め、48分にブカヨ・サカが蹴ったコーナーキックをガブリエウ・マガリャンイスがゴール前で相手ゴールキーパーと交錯しながら押し込み先制する。
さらに52分、敵陣でボールを奪ったマルティン・ウーデゴールがそのままピッチ中央を突破し、ゴール前にいたマルティン・スビメンディにスルーパスを供給し、これをスビメンディが確実にゴール右隅に流し込んでアーセナルが後半の立ち上がりに一気に2点を奪う。
アーセナルはその後も攻撃の手を緩めず、69分にはトロサールが相手ペナルティエリア手前付近からミドルシュートを突き刺して追加点を決めると、78分にはカウンター攻撃の流れから最後は途中出場のガブリエウ・ジェズスがゴール右隅にカーブをかけたシュートを流し込み、リードを4点に広げる。
ヴィラは後半アディショナルタイム4分にワトキンスがゴール前のこぼれ球を押し込んで1点を返して意地を見せたが、反撃はこの1点のみ。アーセナルがヴィラに4-1で快勝し、年内最後のリーグ戦で勝ち点3を上積みした。
[スコア]
アーセナル 4-1 アストン・ヴィラ
[得点者]
アーセナル
ガブリエウ・マガリャンイス(48)
マルティン・スビメンディ(52)
レアンドロ・トロサール(69)
ガブリエウ・ジェズス(78)
アストン・ヴィラ
オリー・ワトキンス(90+4)

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