新オフサイドルールを提唱するヴェンゲル氏 Photo/Getty Images
スピード感を意識
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が、アーセン・ヴェンゲル氏が提唱する新オフサイドルールの導入に前向きな姿勢を示したようだ。この新ルールは、攻撃選手の体の一部が守備選手と重なっていれば、たとえ体の一部がゴール側に飛び出していてもオンサイドとする画期的なものだ。
新案では「相手を完全に追い抜かなければ違反にならない」ため、より攻撃的な展開が期待される。すでに2023年にイタリアやスウェーデンのユース大会でテストが実施されており、競技のスピード感を損なわない好結果が得られたという。
この提案は、2026年1月に開催されるIFAB(国際サッカー評議会)の総会で正式に検討される予定だ。承認されれば、2026-27シーズンからの本格導入が目標に掲げられている。VARによる「鼻の差」でのゴール取り消しといった微妙な判定を減らし、ファンを熱狂させるゴール数の増加を狙う。
もしこのルールが適用されれば、得点シーンが劇的に増える一方で、守備側の戦術は根本的な見直しを迫られるだろう。ヴェンゲル氏らしい「攻撃フットボール」への情熱が詰まった提案だが、あまりに攻撃側に有利になりすぎないかという懸念も残る。彼が夢見るエキサイティングな試合が増えるのか、正式決定の行方を注視したい。

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