モロッコ代表を指揮してきたレグラギ(手前) photo/Getty Images
AFCONではベスト8まで勝ち進んでいるが……
開催国としてアフリカ・ネイションズカップ2025を戦っているモロッコ代表は、先日行われた決勝トーナメント1回戦でタンザニアを1-0で撃破。優勝候補筆頭としてきっちりと勝ち上がっており、9日のベスト8ではカメルーンと対決する。
しかし、全てがハッピーというわけではない。仏『Foot365』は、モロッコ国内で代表監督のワリド・レグラギに批判の声が出ていると伝えている。
レグラギは2022年の夏よりモロッコ代表を指揮しており、2022年のW杯カタール大会ではチームをベスト4に導いた。その実績は見事だが、ここ最近は戦い方が退屈との批判が出ているというのだ。実際にベスト16のタンザニア戦も1-0と少々物足りないスコアではあった。同メディアは、モロッコ国民が優勝候補にふさわしい豪快な戦い方を求めていると伝えている。
「表向きにモロッコはベスト8進出を果たして順調に見えるが、スタンドやSNSでの反応は冷めているどころか、嫌悪感さえ出始めている。その原因はレグラギにあり、今や彼にはブーイングが飛ぶほどだ。黄金世代とも呼べる優秀な選手たちが、耐え難い現実主義な戦い方をさせられていることにサポーターはうんざりしているのだ。タンザニア相手の辛勝もそれを物語っている。スペインやポルトガルにも勝てることを証明してきたモロッコがなぜ格下にひるむのか。その原因はレグラギのシステムにある。
「今のところモロッコ国民は退屈さしか感じていない。国民は豪華な選手層、優勝候補としての地位にふさわしい圧倒的で華やかなチームを夢見ているのだ。しかし実際には実力ある選手たちがサイドブレーキをかけたままプレイしているかのようだ。レグラギがチームを変えるか、あるいは今大会のトロフィーを持ち帰ることが出来なければ、信頼は完全に損なわれるだろう。2022W杯の英雄が自国開催の今大会を台無しにする人物になってしまう危険がある」
今やモロッコはアフリカ最強国と言っていいほどの選手層を備えており、ビッグクラブでプレイしている選手も多い。そのぶんサポーターの要求も高くなっており、普通に勝つだけでは満足してもらえないのかもしれない。強豪国として『魅せて勝つ』ことが求められているが、レグラギはベスト8のカメルーン戦にどんなスタンスで臨むのか。

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