グラスナーはビッグクラブでは結果を出せない? 主導権を握る戦...の画像はこちら >>

ビッグクラブからの興味も報じられるグラスナー監督 Photo/Getty Images

ビッグクラブの指揮が期待されるグラスナー監督

クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督は今季限りで退任することになっている。一時はオーナーとの確執によって解任も噂されていたが、シーズン終了までは指揮を執ることになった。



その手腕はビッグクラブも注目するところで、マンチェスター・ユナイテッドトッテナムといったクラブの次期指揮官ではないかとの噂は絶えない。これまでヴォルフスブルクやフランクフルト、そしてパレスといったいわゆる“中堅クラブ”を指揮してきたグラスナー監督だが、ビッグクラブを指揮する姿が来季は見られるのかもしれない。

しかしグラスナーの戦術は果たしてビッグクラブ向きなのかと『The Athletic』は疑問を呈している。ビッグクラブの多くはボールを保持するプレイスタイルをとるが、パレスの平均支配率は43%にとどまっている。堅実な守備、カウンタープレス、そして素早いトランジションからの速攻。これがグラスナーが指揮するパレスのスタイルだ。

同メディアによると、昨季開始以降、パレスの90分あたりの速攻からのシュート数は0.9本を記録しており、これはリヴァプールの1.2本、チェルシーの1.0本に次ぐ数字だという。これはパレスの速攻がいかに素早く、鋭いものであるかを端的に示している。

ではボールを握る局面ではどうか。今月に入ってからパレスのボール支配率が相手を上回ったのはFA杯3回戦のマクルズフィールド戦しかないが、ご存じのとおりこの試合には敗れてしまった。パレスの攻撃にはアイデアが乏しく、MFアダム・ウォートンがパスの出し先に迷うようなシーンが見られた。

このことはグラスナーがビッグクラブを指揮するうえで、不安なデータとなる。
同メディアはフランクフルト時代にもボールポゼッションが低い試合の方が勝率が高いことも挙げ「直接的な攻撃とトランジションに頼って勝利を収めてきた」とグラスナーの戦い方を評した。

もちろん所属する選手たちの資質にもよるため、これだけで結果を出せないと判断してしまうのは早計だが、ビッグクラブにとってグラスナーの招聘はある種の賭けになってしまうと言えそうだ。

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