古巣レアル戦に臨んだモウリーニョ監督 Photo/Getty Images
古巣を見事に破ってみせた勝負師モウリーニョ
UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ最終節でレアル・マドリードを4-2と破り、見事にプレイオフ進出を決めたベンフィカ。大番狂わせを演じただけではない。
この勝負強さは、まさにジョゼ・モウリーニョのチームだった。スペイン『as』は、この結果を「ダ・ルスの奇跡」と報じ、モウリーニョがこの大一番に向けどのような準備をしてきたかを紐解いている。
準備の鍵は、選手たちをプレッシャーから解放することだったという。制約から解き放ち、失うものよりも得るものの方がはるかに多いことを理解させること、そして何よりも、それは可能なのだと理解させることを重視したようだ。戦術の前に精神面。不可能なことについて話すことは可能だという意識を植え付けることが、何よりも重要だったと同紙は報じた。
戦術的には、モウリーニョはレアルがボールを失ったときが弱点だと見抜いていたという。これは相手陣内でボールを奪い返すことを得意とするベンフィカの特長に合致していた。そしてそのような状況を迎えたとき、チームは実直に、勇気をもってゴールを目指した。結果、ベンフィカのシュート数はレアルを上回り、チームの走行距離は10キロも増えている。
『CBS SPORTS』は「モウリーニョの魔法は続く」と報じた。また、かつてバルセロナを指揮してモウリーニョとラ・リーガのタイトルを争ったマンチェスター・シティのペップ・グアルディオラも「ジョゼの戦略は素晴らしかった」と賛辞を贈っている。
英『THE Sun』は、今回退けた古巣レアルへの復帰の可能性までをも報じている。可能性が高いとはとても思えないが、そんな話が出るほど今回モウリーニョが見せたインパクトは絶大だったということだ。
近年はあまり大きな結果を導けなくなり、その神通力も衰えたかと思われていたモウリーニョ。しかし今回の大勝利で、大きく株を上げたのは間違いないようだ。

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