ニコ・オライリーとペップ・グアルディオラ photo/Getty Images
長いシーズンの中でチームを助けられる選手だ
近年、プレミアリーグで安定した成績を残す中で、ユース出身の若手にも積極的に出番を与えているマンチェスター・シティ。今季は主力に怪我人が続出するアクシデントがあり、アカデミー出身のマックス・アレインをレンタル先のワトフォードから呼び戻してプレイタイムを与えている。
先日のCLではミスがあったが、まだ20歳と若い選手であり、トップレベルでの経験が彼の今後に大きな影響を及ぼすのは間違いないだろう。
そんなシティで存在感を示す若手がイングランドのフル代表にも選ばれたニコ・オライリーだ。前述したアレインと同じ20歳のプレイヤーで、2024年にトップチームデビューを果たした。
本来はMFのオライリーだが、トップチームの事情もあり、左SBにコンバートされてより注目されるように。攻撃面では元MFの技術の高さを生かしてサポートし、守備面では193cmとアーリング・ハーランド(195cm)に並ぶサイズを武器に相手FWを止めている。
そして、今季は左SBだけでなく、MFとしてのプレイタイムも与えられている。それがコンバート前の攻撃的MFではなく、守備的MFだ。
シティのアンカーはロドリ、ニコ・ゴンザレス、マテオ・コヴァチッチの3人が務めているが、コヴァチッチは負傷のため長期離脱中。ニコも怪我のため起用できず、復帰したばかりのロドリの疲労が気になる中で、カラバオ杯でのニューカッスル戦でペップ・グアルディオラ監督はオライリーのアンカー起用を試してきた。
この試合は2-0で勝利しており、ロドリが出場停止で出られないCLガラタサライ戦でもアンカーとして先発。ベルナルド・シウバ、負傷から復帰したニコの助けを借りながら、こちらも2-0の白星。シティのCL決勝トーナメントストレートインに大きく貢献している。
『TheGuardian』ではこの活躍に注目し、オライリーの守備的MFでの起用は非常に効果的だと称賛している。
長期離脱から復帰後のロドリのパフォーマンスがなかなか戻らない中で、ニコに代わる選択肢が出てきたのはチームとして非常に大きいといえる。オライリーがMF起用となったことで空いた左SBは戻ってきたラヤン・アイト・ヌーリが埋めており、ガラタサライ戦では彼の攻撃能力の高さが光っていた。
シティのユース出身のプレイヤーといえば、23-24シーズンにイングランドでの年間最優秀選手に選ばれたフィル・フォーデンの名前が挙がるが、それ以降はパフォーマンスが下降気味であることを考えると、オライリーが一気に立場を逆転させる日は近いのかもしれない。

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