揺れる中国代表 Photo/Getty Images
腐敗にメスを入れる
中国サッカー界を根底から揺るがす激震が走った。中国サッカー協会(CFA)は、八百長や賭博、収賄に関与したとして計13のプロクラブに勝ち点剥奪と罰金の処分を下し、73名に対してフットボール界からの永久追放を言い渡した。
今回の処分で最も象徴的な存在となったのが、かつてプレミアリーグのエヴァートンなどでプレイした元中国代表監督の李鉄氏だ。同氏は代表監督の座を射止めるために300万人民元の賄賂を支払い、クラブでの昇格も八百長によって手にしていたことを認めている。2024年12月には懲役20年の実刑判決が下され、2025年4月の控訴も棄却された。李氏は「当時はそれが当たり前だった。正しい道を進むべきだった」と涙ながらに告白し、その栄光は完全に失墜したという。
制裁はトップリーグだけでなく2部リーグにも及び、計72ポイントの勝ち点が剥奪され、総額720万人民元の罰金が科された。CFAの当局者は、今回の措置は事案の社会的影響の大きさを考慮した結果であり、今後も一切の規律違反を許さない強硬な姿勢を維持すると強調している。
失われた信頼を取り戻すには、単なる罰則を超えた抜本的な改革と、ピッチ上の清廉な戦いを見せ続けるしかない。

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