佐野航大が名門アヤックス移籍へ個人合意か 年俸は現行の5倍、...の画像はこちら >>

NECナイメヘンの佐野 Photo/Getty Images

移籍金2000万ユーロを要求か

オランダ1部のNECナイメヘンで飛躍を遂げるMF佐野航大が、同リーグの名門アヤックスへの移籍に向けて個人合意に達したようだ。『De Telegraaf』によれば、代理人とクラブ側は2030年夏までの長期契約で大筋合意。

年俸は現行の約5倍に跳ね上がる見通しとされている。

佐野がこのステップアップを強く望んでいる背景には、名門でのプレイを通じて日本代表での立ち位置を確固たるものにし、悲願であるW杯出場を現実のものとしたいという思いがあるようだ。

一方で、クラブ間交渉は難航している。アヤックスは移籍金1000万ユーロに加え、DFアフメジャン・カプランの譲渡を含む総額1500万ユーロ相当のオファーを提示したが、NECはこれを即座に拒否。宿敵への売却そのものに慎重な姿勢を示しており、移籍金吊り上げを狙って「代理人の帝王」として知られるジョルジュ・メンデス氏を交渉に関与させたとも報じられている。NEC側の要求額は最低でも2000万ユーロの現金だという。

この金額は、2023年8月にファジアーノ岡山から獲得した際の移籍金45万ユーロと比べると、実に44倍以上に相当する。アヤックス側は市場価値を大きく上回る設定と受け止めているものの、交渉決裂を避けるため、最終的に1500万ユーロまでの増額を検討している模様だ。

本人はすでにヨハン・クライフ・アレナでのプレイを熱望しており、両クラブの歩み寄りを静かに待っている段階とされる。移籍金を巡る駆け引きが激しさを増すのは評価の裏返しでもあるが、純粋に高みを目指す若き才能の情熱が、過度な政治的交渉によって損なわれないことを願いたい。

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