「アモリムの負の遺産」をキャリック監督が完全払拭へ! 劇的勝...の画像はこちら >>

素晴らしい攻撃を見せたユナイテッド Photo/Getty Images

解き放たれた赤い悪魔

マイケル・キャリック監督率いるマンチェスター・ユナイテッドが、フラムを3-2で撃破し、新体制発足後から無傷の3連勝を達成した。カゼミロの先制点、マテウス・クーニャの追加点で主導権を握ったものの、終盤に追いつかれる苦しい展開となった。

しかし94分、途中出場のベンジャミン・シェシュコが値千金の決勝ゴールを奪取。劇的勝利で勝ち点3を積み上げ、トップ4の座をより確かなものとしている。

この試合で際立った存在感を放ったのが、先発出場したクーニャである。負傷離脱中のパトリック・ドルグに代わり起用されたブラジル代表FWは、角度のない位置からゴール上隅を射抜く鮮烈な一撃を沈めた。元ユナイテッド主将のスティーヴ・ブルース氏は『BBC』のインタビューで、「GKの頭上を越える素晴らしいフィニッシュだ」と、その技術と判断力を高く評価している。

昨季のユナイテッドは、リーグ戦44得点に終わるなど深刻な得点力不足に苦しんだ。今夏にはブライアン・エンベウモ、クーニャ、シェシュコらを補強し前線を刷新したが、ルベン・アモリム前監督体制下では、得点期待値を大きく下回る非効率な攻撃が目立っていたのも事実である。

キャリック監督はその停滞を、ブルーノ・フェルナンデスを本来のトップ下に据える決断で打破した。攻撃の自由度を高めた結果、現在のユナイテッドは枠内シュート数でリーグ屈指の水準を記録している。戦術的な縛りを外し、選手個々の創造性を最大限に引き出した点こそが、就任直後から結果を残せている最大の要因だろう。

得点力不足という長年の課題に対し、わずか3試合で明確な解を示しつつあるキャリック監督。その手腕は、名門復活への確かな兆しと言える。
熾烈を極めるCL出場権争いにおいて、この爆発的な攻撃力が最大の武器となることは間違いない。

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